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ウエノ歯科ブログ
2019.03.29
こんにちは!
歯科衛生士の王谷です!
今日は、歯ぎしりについて書いていきます!
「歯ぎしり」と一言で言っても、実は3種類くらいあるのです。
①上下の歯をまさにギリギリとこすり合わせるタイプ
②上下の歯をカチカチカチと鳴らすタイプ
③強く、ぐーっと上下の歯を噛みしめるタイプ
破折
強く噛んでしまったり、歯を食いしばることで歯が欠けたり、ひどい場合には歯が真っ二つに割れることもあります。また、せっかく治療した詰め物や被せた物が外れたり割れたりすること
知覚過敏
歯が割れるまではいかなくても、歯の根元が少しずつ欠けることによって、冷たい水がしみたりする知覚過敏を起こすこと
歯周病
歯ぎしりは歯周病の直接の原因ではありませんが、歯を揺らすことによって、歯周病菌が歯ぐきに侵入しやすくなり、歯周病が悪化すること
顎関節症
強く噛む力が、歯や歯ぐきだけではなく、あごの関節にまで影響を及ぼすことがあります。
あごの関節には関節円板という軟骨がありますが、それが傷ついたりして、あごが痛くなったり、聞きにくくなったり音がしたりすること
肩こり、頭痛
口を開けたり閉めたりする筋肉は、いくつかあります。
まず、噛みしめる筋肉の一つの側頭筋はこめかみから頭の側方部分にあり、この筋肉がいわゆる凝った状態になると頭痛がしたりします。
また下あごから首、胸にかけて広がっている広頚筋という筋肉が凝ると、肩こりになる場合があります。
朝起きたばかりなのに肩が凝っているという場合は、夜「歯ぎしり」をしているのかもしれません。
かみ合わせの異常で「歯ぎしり」が起きている場合もあり、この場合は、噛み合わせを調整することで良くなることがあります。
ストレスが原因で「歯ぎしり」が起きている場合は原因であるストレスをなくすことは難しいと思われます。
しかし「歯ぎしり」による害を防ぐ方法はあります。
「ナイトガード」と呼ばれる夜寝ている間につけるマウスピースを使用すると、「歯ぎしり」による害はかなり少なくすることができます。
保険治療として認められていますので、歯ぎしりでお悩みのある方はスタッフまでご相談ください!